Get ready with me 動画で重い腰をあげる
いつの頃からかYouTubeを観ることが習慣になった。
きっかけと呼べるものなかったと思うけど、帰宅したらまずはYouTubeをON、というのが習慣になっていた。
幼い頃、その位置にはテレビがいた。
学校から、部活から、バイトから帰宅するとささっと着替えだけ済ませてテレビ前へ。CMを利用してちょこちょこ片付けをするくらいで、基本的にはテレビの前から動かない。
今も昔も変わらない、私の悪い癖。
観たいものがあるわけでもないのに、なんとなく観続けてしまう。
目当ての番組が終わったところで潔く電源を切れたことなんてないし、お風呂もいつも先延ばし。途中でやめられないならはじめからテレビをつけなければいいのに、“今日こそは22時にテレビ消す!”というできないと分かりきった決意とともに手はリモコンへ。
そんな毎日だった。
月日が流れて、帰宅した私の手はiPhoneへ。
まぁ外出中もiPhoneは触り続けているけれど、帰宅してwifi環境に入ることでYouTube時間の幕開けとなる。そしてエンドレス再生。
“好きなときにリプレイできる”という安心感から、テレビ時代よりはiPhoneにかじりつかないけれど、再生を止めることはできないまま。
あいかわらずのダメ人間ぷり。
、、、、なんだけど。
最近気づいたのは、“朝のルーティーン”とか“Get ready with me”とかその手の動画を観ると、つられて自分も動き出せることがあるということ。
根っからの怠け者だから、いくらインスタでキメキメなヨガを観ても“よし、私も!”とまではならないけれど、たんたんと準備してる動画を観ると、なにをするでもなく一方でYouTube、もう一方でネットサーフという2台体制に疑問を感じて、“ささて、寒くなってきたし洋服の入れ替えでもするかね”となったりする。
ささやかなんだけど、腰が超絶重い私にしたら大きな進歩。
まさかそんな効果をYouTubeから得られるとは、いい意味で誤算だな、と感じたり。
疑問に思うのは、この類の動画が一般的にどんな需要があるのかということ。
たくさんの人がやってるってことは、一定の需要はあるんだろうけど、みんなは他の人が準備する光景を観ていて何が楽しいんだろうか。
誰が始めたかわからないGet ready系の動画だけど、面白いことを考えるものだな。
まあ、私としては大助かりなので、ぜひこれからも淡々と準備やら掃除やらする動画をあげてほしいものだわ。