おいしいコールスロー

ちょっと長めのつぶやきの置き場

ラップトップ終了によりいろいろと失う。 -バックアップって大切-

いつものように寝落ちして、目覚めて。

周りの状況を確認する。

 

iPhone充電してたっけ、、。1台は充電しながらYouTube流してた気がする。

もう一台は、、。

 

ん?

なんか手に当たったけどこれは、、。

あ、ラップトップか。

 

っていうか、普段用のLet's noteは引き出しにしまったままだから、ここにあるのは、、。

うん、半ば引退気味のお古ラップトップ。

2012年だか2013年だかに購入したDellのラップトップだわ。

 

なぜDellがここに?

机の上が定位置で、動かすことはほとんどないのに、、。

 

あ、思い出した。

昨日の夜更新がどうとか画面に出て、じゃあま、やっときますかって思って、更新かけながら布団わきに移動したんだ。

で、結局更新が終わる前に寝落ちて、、。

 

うーわ、最悪。コンセントにつないでなかったから、更新中に力尽きたっぽい。

仕方ない、やり直すか。

さて、電源を入れて、、。

 

 

 

なんてことがあった朝、まだ気づいてなかった。

更新の途中で力尽きたDellちゃんは、思いのほか重いダメージを負っていて、正常に起動できない状況だということに。

 

これまでにも似たような状況は何度かあった。

普段のカラフルな画像の代わりに無機質な画面が表示されて、“修復が必要だからF1をクリックせい”みたいなことを指示されたり。

そういう場合、よくわからないけど画面の指示どおりにいくつかボタンを押せばDellちゃんは自力で回復してくれて、ふーやれやれってなってた。

 

でも今回は様子が違う。

 

真っ青な画面に初めて見る表示。

メディアを使った修復か詳細オプションかの2択。

よくわからないまま試しにメディアを~を選ぶも、“メディア装着されてないよ”と。

そうね、たしかになんもつけてない。

 

はて、メディアはあったかなと説明書類がまとまっているファイルに手を伸ばす。

購入時のセットアップディスクなんかがあればそれで復活するかと思ったから。

でも残念ながらファイルの中にはDell関連の資料は何もなかった。

数年前から説明書類は必要な時に見つけられるようにとにかく一か所にまとめるようにし始めたけど、それはDellを買った後に始めた習慣だったらしい。

 

ガジェット系の購入箱がいくつか置いてある一角を見てもDellの箱はなし。

まぁ購入からけっこう経つししょうがないか、と思いつつDellのもとに戻る。

 

今度は詳細オプションを選択。さらにいくつかの選択肢が表示される。

初めて見る画面の連続にドキドキしつつも、どこかに私のかわいいDellちゃんを復活させるための方法が潜んでいると信じて一つずつ選択していく。

 

 

しかしどうにもうまくいかない。

出荷時の状態に戻すのも、イメージを使って修復みたいなやつも、以前のバージョンへ、みたいなやつも、どれもこれも“ファイルないよ”みたいになって進めず。

だんだんと焦りがつのる。

 

このときなぜか私が一番焦っていたのは、借りているCDのレンタル日が迫っているのにiTunesに取り込めない!ということ。

Let's noteは光学式ドライブなしのモデルだからCD取込は無理。

そのうち外付けドライブを買おうと思っていたからいいタイミングといえばそうなんだけど、でもどうせ買うならもうちょっと落ち着いた状況で判断して買いたいところ。

外付けトライブのことなんてなんもわからな過ぎて、このまま買うのは失敗する気がしてしょうがない。

 

やっぱりここはもう一度ドライブ付きのDellさんに蘇ってもらうしかない、となんとなく結論づけて、いろいろとGoogle先生に聞いてみる。

するとコマンド入力してリカバリーできるよ、みたいな動画を発見。

コマンドなんて未知の領域だけど、画像のとおりに入力するだけなら私にもできるし、確かに画面にはコマンドプロンプトって選択肢もある。

これはキテいるのでは?と勝手に気持ちが盛り上がって、いそいそと動画のとおりにコマンド入力をするも、やっぱりなんかのファイルがないらしく“実行できません”と。

 

ふーーー。

 

なんやかんやで結構な時間が経っていて、疲れてきた。

 

そこでふと気づく、動画の製作者がWindows10のバックアップ用ファイル?の作り方も動画として公開していることに。

見ると、web上のWindows10ダウンロードのページで別のPC用みたいな選択をすれば、簡単にUSBにバックアップ用のファイルを作れるよう。

 

おーー!これなら最初に試そうとしたメディアを使った修復ができるではないか、と再び踊る心でトライ。

Let's noteとダメになってもいい古いUSBを用意してファイルを作成。

しばらく待つとひとまずファイルができたようなので、今度はUSBをDellにセットして、再度電源をON。

メディアを使って~を選択すると、次の画面にこれまではなかった選択肢が増えている!

USB3.0とかbuffaloとか書いてあるということは、まぎれもなくバックアップ用ファイルを格納したUSBのこと。

この時点でどの選択肢も一通り押して失敗していたから、たぶん自力でできる修復方法はこれが最後。

祈る思いでUSB~を選択。

 

すると画面が真っ暗になってから、言語選択とかいくつか画面が出てくる。

順調に進んでいる風な状況に喜びつつも、ぬか喜び禁止!と自分自身に言い聞かせながら、画面の指示、問いに合わせて進めていく。

そのうち、"準備しています"のままなかなか画面が変わらなくなる。

あまり集中して見つめていても何も起こらなそうなので、iPhoneYouTube鑑賞しつつ、つかず離れずの距離感で見守る。

 

 

30分以上経過しただろうか。

もうこのまま永遠に準備が終わらないのかと思いながら過ごしていると、突然特大ボリュームで"はじめまして、コルタナと申します。"の声が!!!

 

長い準備を経て、Dellさんは無事に目覚めたらしい。

そのあとはコルタナさんにガイドされながらいくつかの設定を進めていくと、ついに見慣れたデスクトップ画面がお目見え。

感動の一瞬。

 

やった。

私はやり切った。

 

感動が抑えきれないまま、画面を見つめる。

 

 

・・・・

そして感じる違和感。

 

あー、これ、本当に生まれたての状態だわ。

これまでの画像もドキュメントも、インストールしていたiTunesLightroomも、なんもない。

 

出荷時の状態~じゃなくてWindows10のバックアップみたいな方法に落ち着いたから、てっきりその辺の状態は変わらないのかと思ってたけど、幻想だったのか。

 

ということで数年分の思い出を一気に失って泣きそうな気分。

iTunesを再インストールしたからレンタル中のCDは取り込めたけどね、数千円の外付けドライブを準備すればLet's noteでも取り込めたわけで、もっと慎重に修復をすすめればよかったって後悔がすごいかな、正直なところ。

 

海外旅行なんかも行ったし、めんどくさがりな私にしては珍しく家計簿というか支出の記録なんかも残していたけど、全部消えちゃったから、すごく切ない。

メディアに入れても壊れるときは壊れるし、クラウドだって費用がかかる上に容量も気にしないといけない。

仕事で使うわけじゃないのにバックアップにそんなに労力かけられないよ、って思ってなにもしていなかった自分に平手打ちしたいわ。

 

容量がついにパンパンになったから、直近の画像は外付けのハードディスクに保管していたのが不幸中の幸い。

でもそれも結構最近の分に限られるから、失った量が多いのに変わりはない。

 

バックアップって本当に大切っていう当たり前のことを学んだお話でした。